安易な野鳥の餌付けはやってはいけない

野鳥は厳しい環境の中で生きています。自らで餌をとりますが、場合によっては思うように餌をとれずに生命を維持するのが大変な時もあります。

 

しかし、安易な餌付けは生態系を崩す恐れがありますので、決してやってはいけません。何度も行っているうちに自ら餌をとることをしなくなり、与えられないと食べられないケースが出てくることは大きな問題ですし、餌付けした種類だけが増えてしまうこともあります。また、与えられる食物には本来自然界で暮らす野鳥がとることのない添加物も含まれていて、病気にかかるリスクも上昇します。

 

渡り鳥に関しては、餌付けに依存することでルートが変わってしまうこともあり、様々な影響があることを覚えておかなければなりません。

 

誰かが餌付けをした結果、そこにたくさん集まってしまって農作物を食い荒らす被害も出ます。人への被害も懸念されており、感染症も心配ですので、安易に与えることは止めましょう。自然界は絶妙なバランスで成り立っており、少しでも崩れると環境悪化を引き起こされることがあり、被害を防ぐために捕獲する数も増加します。

 

野鳥は自然のままで見守るのが良いのですが、人が手を加えてはいけない範囲であることを理解しない人たちが無責任に餌を与えて環境を悪化させています。

 

同じように集まってくる要因として生ごみの放置や未収穫農作物があげられますが、それぞれが気を付けて放置しないようにすれば改善できる問題です。こうした取り組みによって人為的な影響を極力減らすことで、自然のバランスが上手く調整されて環境の保護にも役立ちます。

 

中には例外があり、怪我をしている野鳥が回復するまでの間や、生息数の少ない種類を保護する目的で餌を与えることもあります。

 

この場合の目的は保護ですし、期間は餌の少ない冬であることが多いのですが、餌付けはこういった活動とは異なって人のそばに呼び寄せることが主な目的です。近くで見たい、見に来る人を集めたいといった安易な理由で行われているのが現状であり、見つからなければ良いだろうと軽く考える人も大勢います。

 

集まってしまった結果として起きる人への被害で忘れてはならないのが、糞や鳴き声です。ベランダや車に糞を落とされたり、常に鳴き声が聞こえてくるような状況では嫌悪感を持つ人も増え、野鳥に対して敵対的な行為をする人も出てきます。社会問題として大きく取り上げることもありますので、一人一人がきちんと考えるべき問題です。

 

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